こんにちは、しおたにです。
半年近く中断してしまいましたが元気です。
諸般の事情で一度作業を止め、大会の前にまとめて作業しておりました(画像は現在のマウスです)。ブログネタがだいぶ溜まったので再開します。
これまでは
遥か昔の前回では、Fusion360を使って歯車をモデリングし、ホイール部分を作ったりしていました。
さらに昔の回では、フレームのモデリング手順などを紹介しました。
完成したモデル
全体像はこちらになります。
フレームおよびホイールはCNCで切削加工で作ることを前提にし、キャンバー角を設けるためにホイールとモータマウントを前後の梁で固定するような構造としていました。
今回から回路設計
機械部分の設計は終わったので回路(基板)設計に移りたいと思います。
これまではそれなりに経験のある領域だったので知ったように書いてましたが、回路については全くの初心者ですので悪戦苦闘の様子をお楽しみください。
まずは使用する部品の紹介から。
使用部品
昨年の時点で選定していた部品はこちらです。
部品名 | 型番等 |
バッテリ | LiPo 2セル7.4V 240mAh |
モータ | 1717T003SR-3V |
マイコン | STM32F405RGT6 |
MD | DRV8870 |
吸引モータ | DRW002 |
ジャイロ | MPU6500 |
赤外線LED | SFH-4550 |
フォトトランジスタ | ST-1KL3A |
ただし、これだけでは動きませんのでもう少し踏み込んで考えていく必要があります。
どこからやるか…電源だ
回路設計といってもどこからやればよいのか…まだ回路に足りないものは…ハッ
電源だ
大体の部品には電源が必要ということに気づいたので、先ほどの部品たちの動作電圧を調べてみました。
部品名 | 型番等 | 動作電圧[V] |
バッテリ | LiPo 2セル7.4V 240mAh | – |
モータ | 1717T003SR-3V | 7.4※ |
マイコン | STM32F405RGT6 | 1.8~3.6 |
MD | DRV8870 | 6.5~45 |
吸引モータ | DRW002 | 7.4※ |
ジャイロ | MPU6500 | 1.71~3.45 |
赤外線LED | SFH-4550 | 5 |
フォトトランジスタ | ST-1KL3A | 3.3 |
こうしてみると、マイコンやジャイロに3.3V程度、赤外線LEDに5V、モータまわりは7.4Vくらい(以前の回で触れたように定格電圧は無視してます)の3種類の電圧を作れると良いみたいですね。
バッテリは7.4~8.4V程度の電圧ですので、ここからDC/DCコンバータや電圧レギュレータなどで適当な電圧にすれば良さそうです。必要な電流量などは部品選定の際に計算しようと思います。
次はなんだ…回路ブロック図だ
おおまかな構成部品は固まったので、部品同士を繋いでいきます。
先輩方は回路ブロック図なるものを作っているようなので、私も作ってみました。
先ほどの部品たちに加え電源スイッチやインジケータ、操作スイッチ類を追加しています。
今回はここまで。
次回から回路設計、基板設計と続いていきます。