こんにちは、shotaです。
社員研修として、オリジナルマウスを製作しています。
[前回の記事]では、GitHubを使用した大会振り返り方法について書きました。
[前々回の記事]では、アートワークが完了しました。
今回はアートワークの最終記事です。
部品実装の話と、大反省会です。
完成したパターン図
こちらが完成したパターン図です。
Elecrowに基板発注
基板はElecrowに発注します。
今回はアートワークの振り返りをメインで書きたいので、発注方法の詳細は省きます。
発注については、弊社のこのブログを参考にしてみてください。
[マイクロマウス研修(kora編)[20] 新機体の基板発注]
私は基板を10枚発注しました。送料込みで40ドルです。安い・・・。
届いた基板がこちらです。
部品実装
届いた基板に部品を実装します。
(ホットプレートを用いた)リフローで部品を実装します。
詳しいやり方は弊社のこのブログを参考にしてみてください。
DCマウス研修(inukai編)[8] リフローでの部品実装と基板パターンミス
リフローした基板がこちらです。
スルーホール部品(壁センサ、電源ケーブル)とエンコーダ基板は手ハンダで実装します。
エンコーダ基板は手ハンダしやすいように3Dプリンタで治具を作りました。
こんな感じに使います。
組み立てて完成!
部品実装が終わったら、モータ、ホイール等を取り付けて完成です!
バッテリー、書き込み基板、ケーブルと合わせると、こんなサイズ感です。
大反省会
無事完成したように見えますが、とても苦労して完成しました。
反省会スタートです。
エンコーダ基板のランドが小さすぎて付けられない!!!
一番苦労したところです。
見てくださいこのランドの小ささ。幅1 mmもないところに手ハンダするんですよ。。。
頑張ってハンダ盛りました。
どうすればよかったか?
基板を発注する前にガーバーデータを紙に印刷すればよかったです。。。
PC画面で見ても実際のサイズはわからないものです。
エンコーダ基板が垂直に付けられない!!!
こんな感じになりました。
エンコーダ基板が斜めに傾いていることがわかります。
平らな面に基板を載せてるだけなので、ハンダ付けによって傾いてしまいます。
治具を作りましたが、ピッタリ90度となる精度は出ませんでした。
どうすればよかったか?
基板に穴を開けて、基板をはめ込む形で実装すべきでした。
ソフト書き込みケーブルを作るのが面倒くさい!!!
ソフト書き込み基板とEspecialの基板を接続するケーブルを自作しました。
ハーフピッチのピンヘッダにケーブルをハンダ付けして、ハンダ付け部分をホットボンドで補強しています。
これがまた大変で、ピンヘッダもケーブルも小さいのでハンダ付けがとてもやりにくいです。
「既製品を使えばいいじゃないか」と思うかもしれませんが、
回路図の失敗もあり、ケーブルをクロスさせる必要があったため、やむを得ず自作しました。
shotaのマイクロマウス研修17 回路設計⑤:ESP32ソフト書き込み基板と間違い
次は、下記のような既製品のケーブルを使いたいです。
ピンヘッダ付き6極ケーブル オス⇔オス 1×6 1.27mmピッチ 15cm
どうすればよかったか?
基板発注前に、通信回路をブレッドボード上でテストすべきでした。
次回の記事
九州地区大会と中部地区大会に出場したので、それについて書きます。