こんにちは、shotaです。
社員研修として、オリジナルマウスの製作を始めます。
[前回の記事]ではESP32のSPI機能を使ってみました。
今回はオリジナルマウスの設計方針を決めます。
オリジナルマウスの仕様
オリジナルマウスの仕様は[この記事]に書いてます。
ESP32を使う、というのが一番の重要項目です。
オリジナルマウスの設計方針
まずはじめに、設計の時間がとても少ないことを考慮しなければなりません。
全日本マイクロマウス大会は12月はじめごろに開催されるのですが、地区大会がそれよりも早く開催されます。
[2018年のスケジュール]を見ると、7月頭から地区大会が始まっています。。。
残りの4ヶ月で迷路を走れるマウスを作らなければなりません。これは厳しい。。。
ということで、できるだけ頑張らない設計方針を決めました。
- ESP32のソフト設計・開発に集中する
- 情報公開できる設計資料を作る
方針①:ESP32のソフト設計・開発に集中する
マイクロマウスを実現するには、
- 走行するためのタイヤ・モータ、壁を検知するセンサー
- それらを動かす回路
- 回路を動かすソフト
- それらを動かす回路
を選定・設計・開発しなければなりません。
先程も述べたとおり、大会まで時間がないので・・・
- 走行するためのタイヤ・モータ、壁を検知するセンサー → HM-StarterKitをコピーする
- それらを動かす回路 → HM-StarterKitをコピーする
- 回路を動かすソフト → ここを頑張る!!!
- それらを動かす回路 → HM-StarterKitをコピーする
という方針でマウスを作ります!
[HM-StarterKit(通称ハムスター)]は弊社アールティが開発・販売するマイクロマウス競技(旧ハーフサイズ)向けの学習キットです。
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HM-StarterKit
HM-StarterKitの回路図は[GitHub]に公開されています。
そしてなんと、このHM-StarterKitを設計・開発した人が社内にいます! (質問し放題)
実績があり、情報量も多いマウスをコピーできる貴重な機会なので、この回路図をベースにESP32マウスを作ります。
つまりは、こんなマウスです。
方針②:情報公開できる設計資料を作る
この研修は、オリジナルマウスを作って大会に参加すればOKではなく、マウスの制作過程をブログ記事にしなければなりません。
記事には回路図だったりプログラムだったり、設計資料を添えることが多いです。
人が読めない回路図・プログラムを作ると、記事に載せられないので後々苦労します。

よくわからないけど動く基板
ということなので、自分以外の人が読める(あるいは、自分が説明できる)設計資料を作ります。
具体的なやり方は以下のとおりです。
- 例:回路図をコピーするときは、どの素子が何の役割をしているのかを把握する
- 例:プログラムにはコメントを添える
次回やること
次回からは回路図を作り始めます!