こんにちは、しおたにです。
前回に引き続き基板を作っていきます。
基板の設定
今回は初めてのアートワークであるのと、基板にいくつか穴が開いていて配線が制限されるため、4層基板としてみました。
基板エディタ左上の「基板セットアップ」から4層基板に設定を変えていきます。

下図のように設定しました。

基板構成
今回は4層を以下のように分けてみたいと思います。

一番上の層に部品実装と信号線を、2番目の層にGND、3番目の層に電源線、一番下の層は信号線としました。
層同士を行き来するにはビアと呼ばれる貫通穴を用います。
これで準備が整いましたので部品を配置していきます。
ネットリストの作成
回路図エディタの「ネットリストを作成」を選択します。

そのままネットリストを作成すれば完了です。

ネットリストの読み込み
基板エディタの「ネットリストのロード」から部品と接続関係を読み込みます。

こんな感じで部品たち読み込まれるので前回読み込んだ補助線などを参考に配置していきます。

部品配置
部品配置の考え方ですが、以前検討した配置をもとに、モータやフレームの位置を考慮して次のようにしたいと思います。

スイッチやコネクタ、ピン類は極力後方に配置し、フレームやモーターなどと干渉しないようにしました。
また、IMUは車体の回転が分かるようなるべく中心に、マイコンは四方に線が伸びるので車体中央にしました。
このほか左右で重心が偏らないようなるべく左右対称に配置しています。
配線
配線のやり方についてはこちらの記事がとても分かりやすいのでおすすめです。

回路初心者のM5Stack基板製作:部品配置と配線 – ししかわのマウス研修 Part.40
M5Stackマイクロマウスの基板を製作中です。今回は基板製作フローのうち、KiCadを使った「部品配置」そして「部品同士の配線」まで進めます。
配線後はこんな感じになりました。(後々問題が出てくるのでご注意ください)





最後の3Dビューは「表示」内の「3Dビューアー」で見ることができます。

今回はここまで。