こんにちは。NABEです。
ロボトレース研修連載2回目。トレーニングトレーサーの組み立てをします。
電子マニュアルを活用して基板のはんだ付けから始めます!
電子マニュアルを読む
電子マニュアルを見ながら作業を始めていきます。
マニュアルの始めに、はんだごての使い方やショートについてなど、製作に関して注意が書いてあるのでしっかり読みます。
極性のある部品(フォトリフレクタ、モータの配線など)を間違えた方向で挿したり接続したりすると部品の故障や発火、爆発につながります。極性のある部品を取り付ける際は特に注意してください。
ふむふむ、気を付けないといけませんね。
電子マニュアルは作業の様子や設置場所がカラー写真で示されてあるので分かりやすいです。
はんだ付けを開始
マニュアルの順番通りに作業を進め、部品のやすり掛けやケーブルの処理が無事に終わりました。
部品を仕分けて確認したら、はんだごてを温めます。
はんだ付け作業には換気必須ですが、この時期は外が暑いですね……熱中症にも気を付けます。
マーカセンサ基板
抵抗とピンヘッダ、フォトリフレクタをはんだ付けします。
基板との間に隙間ができないよう、マスキングテープで止めながら作業します。
十数年ぶりのはんだ付け作業で緊張しましたが、なんとか設置できました。
(ピンヘッダを付ける時にはんだごてを当てた時間が長く、カッターマットが少し溶けました…)
メイン基板
マーカセンサ基板で慣れた分スムーズに付けられるようになりました。
はんだごてで基板のランドとリード線の両方をしっかり温めてからはんだを流し込む、という感覚が分かってきたような気がします。
はんだが綺麗な山の形になると嬉しいですね。
マスキングテープを活用しながらどんどん進めていきます。
順調順調……
む?
………………あっ!!!!!
間違えました。
ピンソケットの向きを間違えて、基板の裏から挿入してしまいました。
6か所を固定する前にまず対角の2か所をはんだ付けして、部品が浮いていないか確認するという過程があるのですが、その確認で「よし!浮いてないな!カンペキ!」なんて思っていました。
一番チェックすべきところはその前だった………
困ったときのはんだ吸い取り線
リカバリーをしていきます…
このように間違えたときははんだ吸い取り線の上からはんだごてで温め、はんだを吸い取って外れるようにします。
はんだ吸い取り線は斜めに切ったり、先を指で広げると吸い取りやすくなりました。
吸い取った後にラジオペンチでそっと掴んで動かして、なんとか外して付け直すことが出来ました。
基板に部品を付けるときは、シルク(基板上に書かれた文字や記号。半田付けなどの作業を補助するために印刷されています)をよく見て、マニュアルの写真もよく見て、落ち着いて作業をしましょう。戒め。
※この後、フォトリフレクタの向きも間違えました。リカバリーは大変なので間違えないように気を付けることが一番大切です…気を付けます…
はんだ付け作業ほぼ終了
その後、モータドライバ基板やマイコンボードなど、固定箇所の多い部品を無事設置し、スイッチやブザーなども取り付けました。メイン基板のはんだ付けがほぼ終了しました。
ここまでリカバリー作業を含めて6~7時間くらいでした。
何日かに分けて作業をしていたので、一気にやればもっとテンポよく進むはず。
マニュアルが抵抗などの比較的はんだ付けしやすい部品から付けていく流れになっているので
はんだ付けをほとんどやったことない人でも難なく作業が出来ると思います。
ただ、設置場所や向きだけは気を付けてください。本当に…
次回は電池ボックスなど残りの部品をはんだ付けし、いよいよ組み立てに入ります。
Part.3へつづく