マイクロマウス研修(のり)マウス自作研修

マイクロマウス研修(のり)[16]STM32F446書込&デバッグ

マイクロマウス研修(のり)

記事一覧 のり マイクロマウス研修

前回、STM32F446の開発環境構築を行いました。
今回は、Nucleoボードに書込&デバッグを行います。

Nucleoボードとパソコンを、USB miniBケーブルで接続します。

Runアイコンボタンをクリックします。

初回だけ、デバッグに関する設定画面が表示されます。

デバッガタブをクリックして、デバッグプローブがST-Linkになっていることを確認します。

Startupタブをクリックして、「Set breakpoint at:」のチェックを外しておきます。
毎回main関数の最初でbreakpointが発生して動作が一時停止してしまいます。
これでOKボタンを押します。

ここで、大抵の人はエラーが起きます。Detailsボタンを押すと以下の画像のように説明がでます。
ST-Linkのファームウェアの更新が必要のようです。OKボタンを押してください。

ST-Linkのアップデートを求められるので、アップデートを行っていきます。
指示通り、一旦からNucleoからUSBを挿し直して、Yesボタンを押します。

Open in update modeをクリックします。

NucleoのST-Linkデバッガと通信して、アップグレードの準備ができたので、Upgradeボタンを押します。

アップグレードの進捗が見えます。

下にUpgrade successfulと表示されたら成功です。Windowを☓を押して閉じます。

書込が成功すると、以下の画面になります。
下のConsole画面に、Download verified successfullyと書かれています。

Nucleoボードを見ると、LD2の緑LEDの点滅周期が変わっていることがわかります。

これで、一連のST-Linkを経由した書込み確認は以上となります。

次は、デバッグモードの説明を行います。
デバッグモードの方法ですが、前回紹介した動画がわかりやすいので、youtube動画をもう一度貼り付けておきます。

STM32CubeIDEデバッグモードを使う理由ですが、以下の理由でデバッグしやすい機能があります。

  1. ブレークポイントが設定できるので、順次実行しながら動作を確認できる。
  2. 変数の中身が見える
  3. 変数の中身を直接変更できる
  4. 変数のグラフ表示が可能

ただし、ロボットの場合は、開発後半はケーブルレスで行うことがほとんどなので、初期段階やデバッグでプログラム確認時に使用します。

デバッグモードを実行するには、虫のアイコンをクリックします。

デバックモード画面に切り替えるか聞かれます。
詳細に見たい場合は、Switch、簡単に確認する場合は、Noをクリックします。

デバッグモードをストップするには、アイコンをクリックします。

デバッグモードの具体的な説明は、進捗具合によって順次更新します。

次回は、シリアル通信とUSB通信を行っていきます。

タイトルとURLをコピーしました