こんにちは、まえけんです。
気づけばマイクロマウスの大会シーズンまで二か月をきってしまいました。
今回はとうとう実装が終わったハーフマウスのお披露目をしたいと思います。
初めてのハーフマウスの実装は、いつものようにホットプレートを使ったリフローで表面実装部品を取り付けました。
ですが、実装中にトラブル発生。
今回設計した機体にはエンコーダの設定にI2Cを使っているのですが、
アドレスがひとつしかないためセレクタを搭載しております。
そのセレクタのICのパッケージを間違えてしまい、実装できませんでした…
こちらは後で手配線して試そうと思います。
それ以外の表面実装部品は取り付けられました。
センサ系のサブ基板や足つきのパッケージは手実装をして、無事実装完了!
テスト用に電源ケーブルを伸ばし、安定化電源から電源を供給してみると…なんの応答もありませんでした。
一応事前にショートチェックなどは一通りしたので、パチっ!とショートすることはなかったのですが、
どの素子も壊れる様子も無い…でも電源は通らない状態。
どこが悪いのか手がかりがいきなりないのでは?と思いつつ、
一応ピッチの細かい素子がショートしてないか再度チェックしました。
しかし、ショートは特にない様子でした。
改めて電源周りをもう一度回路やデータシートなどと見比べてみたところ、
電源用のFETのフットプリントが間違えていました…これでは電源スイッチは使えない。
また、実装向きを間違えそうな部品を改めてチェックしてみたら、レギュレータの実装向きを180度間違えていることに気づきました。
原因として、1番ピンのところにわかりやすいシルクを入れていなかったことが考えられます。うっかり。
まとめ
間違えた部分と修正点
・I2Cデバイス用セレクタのパッケージミス
→基板回路を印刷して、部品と照らし合わせる
・電源スイッチ用FETのフットプリントミス
→回路作成時、コンポーネントを作る際、再度チェックする
・電源用レギュレータの実装向きミス
→実装ミスをしないようなシルクを心掛ける
電源系は全体的にミスをしてしまっていることが判明しましたので、そこを直して改めてほかの部分の確認をしていこうと思います。
その他のデバックはまた次回に書かせていただきます。