本日9月12日はアールティの12回目の創業記念日です!!パチパチパチ
という訳で皆さんでお祝いランチに行きました!
一番手前のシマシマがマイクロマウスの師匠・アオキさんです。
その隣の緑色がShibu、その隣(というか一番奥)が社長のゆきさんです。
さて、前回・前々回と「半田付けとは」と壮大な?タイトルにした割に、しりすぼみに終わりました。
(えっあれで終わりかい!という突っ込み、聞こえます)
タイトルの付け方を間違えましたね・・・。
もちろん他にも半田付けに関して書くべきことは色々あると思うのですが、
キリがないので私が体験した半田関連のミスだけを挙げていきます。
アオキさんが魂込めて作成した説明書通りに、基板に電子部品を
半田付け、半田付け、半田付け・・・ひたすら半田付けをしていた時に事件は起こりました。
フォトトランジスタとLEDを、それぞれ取り付けるべき所を逆にして
キッチリと半田付けをしてしまったのです!
まず、見た目が似てませんか?
似てないか・・・
このように部品が全て小さな袋に名前付きで分けられているので、
番号順に袋から取り出して半田付けをすれば、一応組み立て完了は出来るのです。
よく考えられてるなぁ。
これは直した後の写真ですが、基板を挟んで上下に斜めについている手前の電子部品を
上下逆に付けたのです。
半田付けは、この前書いた通り「金属を接合」しているのです。合金ですよ。
これは間違えたら直せないんじゃ・・・と最初は茫然としましたが大丈夫。
直せます!
まずは間違えた部分のランドを半田ごてで温めながら、針金みたいな半田を溶かして
モリモリ盛っていくとアラ不思議。電子部品がポロリと落ちる!!
これで間違えた部品を取り除けます。
しかし折角部品が取れても、肝心のランドにはモリモリ盛られた半田が瞬時に固まって
新たな部品のリード線を入れる隙間はどこにもありません。(ここら辺、写真がなくてごめんなさい)
そのモリモリ固まってしまった半田をまた半田ごてで温めて、溶かして・・・
余分な半田を吸い取るのです。なんとも面倒くさいです。
一度のミスが二度手間三度手間になるので、そもそも間違えて電子部品を付けないようにしなければ。
(自戒を込めて)
こちらが半田吸い取り器。
近未来を感じるカッコいいペンのように見えますが、かなりアナログな代物です。
右側のペン頭部分の黒い所をグググッと押し下げて、
丸いポッチを押すと、ポン!と陰圧で半田が吸い取られるというアナログさです。
いや、別に半田吸い取り器をディスってる訳じゃないですよ!便利ですよね!!
アオキさんに教えて頂き、頑張って半田を吸い取ろうとするShibu(サウスポー)
アオキさんはいとも簡単にやってみせるのですが、これを自分でやると中々どうして難しいのです。
半田を溶かして、瞬時に吸い取り器を溶かした半田の上に乗せて吸引しようとするですが、
モタモタしているとその間にまた金属が固まる・・・の繰り返し。
そして吸い取り器で「ポン!ポン!ポン!」と余分な半田を吸い取っていると、
気づいたら大切なランドまで吸い取ってしまいました(汗)
え、そんなことってあるの!?
ここ、分かりますか?マルの周りの銀色部分がキレイになくなっています・・・
青いマルで囲った右側はちゃんと銀色のマルがあるのに、
青マル内は、どす黒い赤色(ランドが取れた跡)が見えています。
焦る私を横目に、アオキさんはニコニコと嬉しそうです。
「いいブログネタが出来たね☆」
「俺たち(プロ)じゃそんなネタ作れないなぁ~w何事もなく作り終えちゃうんだよなぁ~」
そんなアオキさん、「大丈夫大丈夫、それでも何とかなるから」と仰るのですが
本当に何とかなるのでしょうか??(いえ、アオキさんを疑っている訳ではなく!)
つづく。