しゅうの自作マウス研修

回路設計part4 センサ周り – しゅうの自作マウス研修 part19

しゅうの自作マウス研修

こんにちは、しゅうです。
今回は光センサ周りの回路を設計していきます。

使用する部品

事前に、今回の記事で登場する部品をリストアップしておきます。

部品名 型番など 参考リンクなど
赤外線LED SFH4550 商品ページデータシート
フォトトランジスタ ST-1KL3A 商品ページデータシート
MOSFET BSS138 データシート

赤外線LED周り

今回はLEDを常に発光させず、一定の間隔で発光させます。これにより、発光→受光→センサ値の取得、という一連の流れを作れてセンサ値の管理がしやすくなります。発光したタイミングがわかれば、AD変換にかかる時間などはデータシートを読むとある程度把握できるため、値の取得までの時間が分かります。
そこで、LEDをマイコンから直接光らせようと思いましたが、こちらのブログでも言及しているように、マイコンのI/Oピンからの出力電流値は25mAまでしかないそうです。一方で今回使うLEDのSFH4550は最大100mAまで対応しているそうです。こうしてみると、マイコンから直接だと少し足りないですね…
マイコンからの出力に関しては、以下の画像に示すSTM32F103RBのデータシートの表からも分かります。

これを解決するために、MOSFETという部品を使います。今回は、NchであるBSS138を使います。
これを使えば、ゲート(1番ピン)に入力が入るたび、ドレイン(3番ピン)からソース(2番ピン)の方向に電流が流れるようになります。
また、電源電圧の変動を抑えるために、ローパスフィルタも設けております。

フォトトランジスタ周り

発光したLEDの値を受ける受光回路に、フォトトランジスタST-1KL3Aを使います。このフォトトランジスタは、受け取った赤外線の量によって、流す電流量が変化します。ただし、そのまま直接マイコンに接続しても、マイコン側からでは電流変化を読み取ることができません。
そこで、電圧の変化として見れるようにするために、負荷抵抗を付けます。この抵抗に流れる電流変化により、かかる電圧も変化します。この電圧変化をマイコンのAD変換機能で読み取ります。

負荷抵抗の値に関しては、データシートに応答時間との関係を示すグラフが載っています。大きすぎると、若干応答が遅くなるそうですので、ある程度の抵抗であれば問題なさそうです。今回は先輩方の回路を参考にして、1kΩにしました。

まとめ

今回は、光センサ周りの回路図を書きました。次はモータ周りの回路図を書いていきます。

以下、今回参考にしたブログの一覧です。

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