マイクロマウス競技orクラシックマウス競技?
皆さん、こんにちはYUUKIです。
ようやく梅雨といいますか、じめじめした日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
前回、Part1でこの研修のテーマを決めました。ざっくりこんな要素を盛り込んだマウスを作りたいな…というのをかき出しました。今回は、マイクロマウス競技にある2つの規格、どちらで出場していくかを検討していきたいと思います。
2つの規格
迷路の中を走行させるマイクロマウス競技には2つの規格があるのは、いつも弊社のブログを拝読してくださる皆さんもご存じのことかと思います。ぱっと見、大きさの違いしかわからなくて、詳しい競技規定を知らないため、少し掘り下げたいと思います。
マイクロマウスクラシックと呼ばれるものが2種の中でも大きい規格です。迷路の幅が168㎜、区画の壁の高さは50㎜、壁の厚さは12㎜です。迷路のサイズは最大で16×16区画、Pi:Co研修で走らせた迷路も同じ規模でした。機体の大きさも、床面への投影が1辺25cmの正方形に収まるように作らないといけません。クラシックマウスは余裕を持った機体が作れそうなイメージですね。
マイクロマウス、旧ハーフサイズと呼ばれたりする規格です。文字通りでクラシックマウスのほんと半分の大きさです。迷路の幅が84㎜、区画の壁の高さは25㎜、壁の厚さは6㎜です。代わりにというわけではないと思いますが、迷路のサイズは最大で32×32区画と大きく迷路も複雑です。機体の大きさは床面への投影が1辺12.5cmの正方形に収まる必要があります。
詳しくはNTFの公式サイトの規定をご覧ください。
・マイクロマウスクラシック
・マイクロマウス(ハーフサイズ)
いろいろ考えました。
クラシックマウスのPi:Co、ハーフサイズのHMキットと両者触った感じだけで行くとHMキットと同じハーフサイズの規格で作りたいなと考えていました。しかしいろいろ考えていくと少しずつ気が変わり始めます。
写真はHMキット通称ハムちゃんです。ハーフサイズの競技出場者の機体を見てみると大体横幅が34㎜~38㎜、大きくても41㎜でした。これはなぜだろうと考えていたら、よく使われるモーターを最小構成で搭載すると必然的にこのサイズに行き着くと教えていただきました。
また、同じトレッドに合わせていくことで前者の走行ラインを踏めるので埃やごみが少なく、きれいなところを走れるという競技的側面もあるらしいです。
タイヤカスを拾わないように、もしくは相手に拾わせてタイヤのグリップ力を落とすようにライン取りする車のレースと似ていますね!
前回の記事で、空力を取り入れるために外装を取り付けたいと申しました。
この条件を付け加えるとイメージとしては以下のようになります。
マスキングテープでざっとコース幅を作りました。(少し大きい?)また青色で塗り潰しているのが外装と思ってください。後々やると思われる斜め走行を想定すると外装まで取り付けてしまうとコースギリギリになります。
またやはり空力の恩恵を少しでも受けるならば機体は大きく作る必要がある。となるとクラシック規格でコースに対してゆとりを持った機体作ろうという結果になりました。
次回は…
作ろうとする機体の規格も決まりました。
ここからしばらくは、機体の構成ということでマイコンをはじめとしたマイクロマウスとして必要な基礎構成を決めてプロットが描ければとおもいます。
・・・後々の話をすると、空力をデザインしたいので機体の最低地上高を少し上げることと、上述したマイクロマウスの競技的側面が非常に車のレースと酷似している点を考えて、ホイールベーストレッド比1.5~1.6あたりの機体が作れればな…なんて妄想をしていたりもします。
一度妄想し始めると変な方向まで膨らみます…吉と出るか凶と出るか…
それではっ
YUUKI