こんにちは、shotaです。
社員研修として、オリジナルマウスを製作しています。
前回までで回路設計の記事がまとまったので、今回はアートワークについて書きます。
設計思想
[HM-StarterKit]の機械部品をそのまま流用するので、それに合わせてアートワーク(主に基板形状)を作ります。
目指せ、HM-StarterKitのESP32バージョン!
アートワーク製作開始
さて、やっていきましょう。
そもそも迷路に収まるサイズなのか・・・?
マイクロマウス競技の迷路は、1区画9cm×9cmです。(詳細は公式ページを見てね)
とりあえず、この区画内に回路部品が収まるかどうかチェックしてみましょう。
なんとかなりそうです!エンコーダ基板や、ソフト書き込み基板の部品も含まれているので、割りと余裕があるのでは・・・?(これはポジティブに考えすぎでした)
それにしても、ESP32は大きいですね。
上の部分の斜線領域は何かというと、パターン・部品の配置禁止領域です。
ESP32には無線通信用のアンテナが飛び出ています。このアンテナの裏に金属があると通信に悪影響が出ます。そのため、アンテナ付近には部品はもちろんパターンも引いてはいけないのです。
これが、アートワークを作る上でかなり厄介なのです・・・
とりあえず部品を配置してみた
マイクロマウスっぽい感じで部品を配置してみました。
この後に回路を修正したので、これまでの記事の回路図と一致しない部分が有ります。ご了承ください。
今思うと、この基板も懐かしいですね〜〜〜
電源回路が右側にあったり、エンコーダ基板用のピンソケットがあったり、不要なコンデンサがたくさん右下にあったり・・・
配置を整えてみた
もう少し部品配置を整えたのがこちらです。
だいぶ完成形に近づいてきました。
今は部品を置いただけなので、次はパターンを引き始めます。
次回の記事
アートワーク作成の続きで、ソフト書き込み基板とエンコーダ基板について書きます。