DCマウス研修(移行中)

DCマウス研修[18] リフロー(1)

ステンシル DCマウス研修(移行中)

こんにちは、nomuraです。
今回から基板に部品をはんだ付けしていきます。

前回は基板開封の儀をお届けしました。
いくつか設計ミスも見つかりましたが、どうやらちゃんと製造してもらえたみたい(パターンを目視チェック)なので、基板に部品をはんだ付けしていきましょう。この話ちょっとだけ長くなるかも。

今回作成しているマウス基板に使用する部品の多くは表面実装のものを使用します。表面実装の部品をはんだ付けするために、①フットプリントにはんだペーストを塗り、②その上に部品を乗せて、③加熱する、という作業を行います。
今回は注射器タイプのはんだペーストを使用しました。

はんだペースト

Digikeyで買えるらしいです。ちなみに冷蔵保存だそうで、社内では冷蔵庫に入れて保管されています。常温放置していると中に含まれているフラックスが飛んじゃって使えなくなるんだとか?
このはんだペーストを基板のフットプリントに塗ります。このために使用するのがElecrowへ発注する時に追加したステンシルです。

ステンシル

はんだを塗る部分に穴があいた金属薄板です。ステンシルを基板の上に位置を合わせて固定し、上からはんだペーストを塗りつけます。大きなICの足なら直接塗りつけてもなんとかなりそうですが、小さい抵抗やLEDはステンシル無しで塗るのは難しいと思います。

ステンシルは、使用する前にエタノールで汚れを拭き取ります。

無水エタノール

基板を金属台の上に置き、ネオジム磁石を使ってステンシルとこのような感じに固定します。位置合わせは感覚ですが、フットプリントが小さいので慎重に細かく調整します。使用した磁石が強力過ぎたのでこの時は下にクッションをはさんであります。

ネオジム磁石で固定

ステンシルと基板の固定は、はんだペーストを塗っている間はしっかり固定出来て、終わった後は塗ったペーストを崩さずスッとはずせる事が重要です。もっと良い方法があればこっそり教えて頂けると嬉しいです。

はんだペーストを塗る準備が出来たところで、今回はここまで。
次回も引き続きリフローです。

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