ショウのマイクロマウス研修

ショウのマイクロマウス制作-Part20

ショウのマイクロマウス研修

こんにちはショウです。
前回、モータマウントの形状を決めたので、今回は残りのホイールや基板外形を決めていきます。

ホイール

ホイールはベース寸法となるギアをFusionのアドインで作成してから作成していきます。今回は36歯、厚み1.0mmのギアを使います。ギアができたらタイヤをはめるホイール部を作ります。ホイールの直径は使用するタイヤの内径を基準に作成します。しかし、タイヤは伸び縮みするので少し内径より大きく作っておくと、ゆるくなりにくいので使いやすくなります。ホイールの内側には参考にしたブログに似せて、ベアリングの部分のモータマウントがホイール内部に入るように設計します。ホイール側にはベアリングの内輪と接触させるための肩部分を作っておきます。

 

 

こうすることでシムリングのような部品を用意する必要がなくなるので組み立て時に楽になります。小さくて薄いシムリングは落とすと失くしやすいのでホイール側の形状で対応します。

基板外形

基板自体の形状は前回最初に決めた形状になるので、大雑把に形状を作ってから、細かな寸法を入れていきます。

まずは、タイヤの部分の寸法を決めていきます。

モータマウントからタイヤの外側までの寸法と、タイヤが接地する部分の寸法をを確保します。

事前にモータマウントのアセンブリをしておくと確認しやすくなります。

固定はネジを使って行うので、ネジ穴の位置がずれないようにモータマウントの方で作成した穴を測ってメイン基板の穴をしっかり合わせて作成します。

マイクロマウス競技の1区画は9cm四方なので、回転中心になるモータの軸から先端までを4cm以下にし、180度機体を回転させた時に壁に接触しないようにしておくと走行時に困ることが少なくなります。マイクロマウスは特に前が重く長くなりやすいので前は少し詰めて形状を作成していきます。今回は約34mmになっています。吸引ファンや壁センサの部分で長さがあまり詰められなかったのでそこまで余裕がありません。

スイッチやコネクタのサイズと配置を考えながら寸法をいれていきます。
私はモータの後ろの横に出ている部分にプッシュスイッチや書き込みコネクタを配置するのが好きなので配置できるように大きめに寸法を確保しています。

吸引ファン用の穴をモータマウントの前方の固定穴の位置に合わせてあけておきます。今回は直径7mmの穴にしてあります。

横幅は、使用するMk06-4.5の長さ+ケーブルのためのクリアランス+タイヤ部分で横幅を決定しています。

最終的な形状は全長は54.5mm、幅38.6mmになりました。吸引ファンに関しては部品を配置してからサイズを考えていきます。

(モータマウントは中が確認できるように透明の外観を使っています。)

 

今回はここまで、次回は基板形状をKiCadに取り込んでアートワークをしていきます。

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