いしかわのロボトレース研修キット製作研修

いしかわのロボトレース研修【6】はんだ付けマスターはいばらの道ー実践編②ー

いしかわのロボトレース研修【6】はんだ付けマスターはいばらの道ー実践編②ー いしかわのロボトレース研修

こんにちは。いしかわです。前回はマーカセンサ基板のはんだ付けを行いました。今回はメイン基板はんだ付けを行います。

メイン基板に取り付ける部品【抜粋】

メイン基板にはたくさんはんだ付けの部品があります。背の低いものからはんだ付けしていきます。

抵抗

まずは、「抵抗」という部品からです。マーカセンサ基板にも付けた部品のため、「楽勝!」と油断していたら、抵抗には種類がたくさんあることが判明。小さな部品に引かれている色とりどりのラインで種類を見分けます。向きはどちらでも良いようですが、マニュアルの写真を見ながら慎重にはんだ付けします。

10kΩ抵抗(上)と20kΩ抵抗(下)

10kΩ抵抗(上)と20kΩ抵抗(下)

ピンヘッダ【失敗その1】

数種類の部品を順調にはんだ付けし、慣れてきました。しかし!「ピンヘッダ」という部品をはんだ付けする際、悲劇がおきました。ピンヘッダは「モータドライバ基板」という部品をメイン基板に付けるための部品です。合計14のピンが1列に連なっていますが、モータドライバ基板の穴は6つのため、穴の数に合わせて6ピン×2、2ピン×1にピンを折る必要があります。(2ピンに折ったものは今回使用しません。)

モータドライバ基板(上)とピンヘッダ(下)

モータドライバ基板(上)とピンヘッダ(下)

マニュアルに従い、ペンチを使って、6ピンに折ります.

ピンヘッダの切れ目にペンチのエッジを合わせて、反対側を指で押してカットする方法

ピンヘッダの切れ目にペンチのエッジを合わせて、反対側を指で押してカットする方法

「えい!」
「ポキッ!」
折った部品を数えると、5ピンしかない!やってしまいました。力加減が分からず、5ピン目で折れてしまうという悲劇が起こりました。予備の部品がないため焦っていると、旦那から「間違えた箇所で折れても問題ない」との助言がありました。はんだ付けがやりづらくなりますが、モータドライバ基板の穴にピンが入れば問題ないとのこと。別に1ピンを折り、モータドライバ基板の穴に5ピンのピンヘッダと1ピンのピンヘッダを刺し、メンディングテープで強めに固定してなんとかはんだ付けを行うことができました。

コネクタ付きケーブル【工夫】

ブログ第3回で被覆剥きを行ったコネクタ付きケーブルをはんだ付けします。ケーブルが長いため、このままメイン基板にケーブルを刺してもうまくいきません。ペンチでケーブルを折り曲げ、メンディングテープでメイン基板に固定すると、スムーズにはんだ付けができました。みなさんもお試しください。

ペンチでケーブルを曲げる

ペンチでケーブルを曲げる

メンディングテープでメイン基板に固定する

メンディングテープでメイン基板に固定する

三端子レギュレータ【失敗2】

最後にはんだ付けするのは、「三端子レギュレータ」という一番背の高い部品です。今までの部品の3倍は背の高さがあるのではないでしょうか。他の部品と同じようにメンディングテープで固定してはんだ付けを行おうとしますが、メイン基板にはすでにはんだ付けした部品がたくさんあり、それを避けてはんだ付けを行うのが、なかなか難しいです。

三端子レギュレータをメンディングテープで固定

三端子レギュレータをメンディングテープで固定

四苦八苦していると、三端子レギュレータの近くにあるコネクタ付きケーブルにはんだごてが接触し、ケーブルを溶かしてしまいました。

溶けたケーブル(白いケーブルの部分)

溶けたケーブル(白いケーブルの部分)

 

焦って同僚に見せると、「ケーブル本体までは溶けていないため大丈夫」との助言がありました。一安心です。

途中、失敗もありましたが、なんとかすべてのはんだ付けを終えることができました。

はんだ付け完成!!

はんだ付け完成!!

 

やはり、初心者にはいばらの道だったはんだ付けですが、作業を進めていくうちに、「この部品はメンディングテープで固定した方が良いな」とか「はんだの量が少ないからもう少し足そう」など、工夫するポイントを少しずつ掴むことができました。出来上がった基板を見ると、「やればできる」という微かな自信も生まれました。はんだ付けマスターにはまだまだ修業が必要ですが、まずは一歩踏み出す勇気が大切だと感じました。

次回は組み立てを行います。

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