初めまして!2019年7月から株式会社アールティに入社した安江です。
弊社で販売しているマイクロマウス制作キット「Pi:Co Classic3」を使って新人研修をすることになりましたので、その過程をブログへ投稿していきたいと思います!
学生時代にプログラム等をかじっただけで、ロボットに関しては初心者ですので、一から勉強して良い機体を作れるように頑張りますので、よろしくお願いします!
「Pi:Co Classic3」ってどんなキット?
マイクロマウスのクラシック競技ルールに適した、マイクロマウスをこれから始める方にもオススメの組み立てキットになります。
・マイクロマウス学習キット Pi:Co Classic3(RT ROBOT SHOP販売ページ)
(Pi:Co Classic3の完成図)
(キット内容)
マニュアルに合わせて個別に梱包されていて、とても分かりやすいキットになっています。
では、さっそく組み立てていきたいと思います。
基板のはんだ付け作業を始めよう!
はんだ付け練習用の基板も同封されており(写真撮り忘れました・・・)、はんだ付け練習をした後に実機の基板へはんだ付け作業をしました。
マニュアルは図が多く、パーツをはんだ付けする位置が分かりやすいため、特に困ることなく6~7時間程度ではんだ付け作業が完了しました。
基板のはんだ付け作業が完了したので、動作確認をしたところ・・・
書き込みモード時にセンサ基板のLEDが光った!?
そうなのです。不具合が発生してしまいました(汗
書き込み時は光らないはずのセンサ用LEDが光ってしまいました・・・
センサ用の回路図(下図参照)を確認してみると、NPN型トランジスタがあるため電源OFF時はLED側へ電流が流れないようになっていることが分かります。
ということは、基板上のどこかでショートしてしまっているか、部品のはんだ付け位置のミスがあったと考えられます・・・
先輩方のお力もお借りして、急ぎショートしている箇所がないか回路図を見ながら確認したところ、特にショートしている箇所はなく、基板構成にも問題ないことが分かり一安心。
(ここまでの確認に軽く1~2時間かかってしまいました・・・先輩方お忙しい中ありがとうございました!!)
再度はんだ状態を再度確認したところ、メイン基板のマイコンとの接続用ソケットのはんだ付け箇所に、はんだクズが混じっているのを発見!
このはんだクズにより不具合が発生していると考え、フラックス洗浄剤ではんだクズを除去してみました。
(洗浄前)
(洗浄後)
きれいに除去できてますが、結果は変わらず・・・はんだクズは原因じゃなかったようです。
こうなってくると、これだ!っていう原因究明が大変なので、諦めて一番怪しいマイコンとの接続用ソケット部のはんだ付けをやり直すことに。
結果としてこれが大正解!正常動作してくれましたー!
はんだ不良が不具合の原因だったようです。改めてはんだ付けの大切さが分かりました・・・
(実はいもはんだ箇所が他にも・・・後で修正しておきます・・・)
なんとか不具合も修正して機体が完成したので、次回はキットに同封されているサンプルプログラムを書き込んで、実際にPi:Coを走らせてみたいと思います!