人型協働ロボットFoodlyが日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 部門優秀製品表彰を受賞へ

人型協働ロボット「Foodly(フードリー)」が、一般社団法人日本機械学会より「日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 部門優秀製品表彰」を贈賞されることとなりました(贈賞予定日:2023年6月29日)。
2023/06/29追記
ROBOMECH2023会場にて表彰式が執り行われました。
部門優秀製品表彰とFoodlyについて
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 部門優秀製品表彰は、ロボティクス・メカトロニクス分野の活性化をはかる一環として設けられた部門一般表彰の1つであり、同分野に関連する製品で、設計、生産、デザインなどの技術力、独創性において国内外で高い評価を受けているものが対象となります。
Foodlyは17軸構成で頭部と胸部にデプスカメラを搭載し、AIビジョンシステムによりばら積みの食材をひとつひとつ認識してピック&プレースが可能なロボットであり、身体知を重視した制御により安全柵なしで協働作業を可能とする高い技術力により開発された点が評価され、選出されました。
近年様々な業界でロボットの導入や自動化が推進されていますが、工業分野などで活躍する産業用ロボットに比べて協働・サービスロボットからのアプローチはまだ少なく、国による開発支援やガイドライン策定も進められる中、更なる開発・普及が望まれています。
食品工場のラインで人の隣に並んで食材の盛り付け作業を行う人型協働ロボットであるFoodlyは、2022年より食品工場の実生産ラインでの稼働も始まり、様々な用途開発を顧客とともに進めています。
※Foodlyの詳細についてはプレスリリース(PDF)の別紙資料、または製品ページをご参照ください
ROS開発用モデルも発表
2023年には、ロボット開発用オープンソースミドルウェア「ROS(Robot Operating System)」での開発に対応した新しいFoodlyのモデル「Foodly TypeR(フードリータイプアール)」も発表し、世界中でデファクトスタンダードとなったROSを現在活用している、またはこれから活用したいと考えるエンジニアに対し、食品工場での稼働実績のあるFoodlyを提供予定です。
サービスロボット、人型協働ロボットの研究開発を促進することで、ロボット業界の未来に貢献してまいります。
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門 部門賞 受賞者一覧
ロボティクス・メカトロニクス 講演会 2023 in Nagoya(ROBOMECH2023)概要集に掲載
※後日、日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門HPでも掲載予定
ROBOMECH2023 HP
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