企業理念
philosophy

ミッション(理想)
Life with Robot
ロボットのいるくらしを実現する
創業して以来、私たちはこのミッション(理想)を掲げて、洗練されたAIの実現を目指して研究開発、事業展開をしてきました。そのため、アールティは、ハードウェアとしてはすべてAIのボディとしてのロボットを、AIとしては身体制御や意図理解、情景理解を可能にするようなソフトウェアを作り続けてきています。
1950年代終わり頃、人工知能(AI)が誕生したとき、研究者は、人工知能とは人間や生き物、集団の知能を模倣して計算機上に形作られるものと考えていました。そこでは、身体の制御はもちろん、身体から切り離された知識や思考に至るまで様々な事象を理想像として思い描いていました。いわゆる「弱いAI、強いAI」の考え方が生まれたのもこのころです。
ロボットが私たちと一緒にくらす時、それがバーチャルな世界であれ、リアルな世界であれ、途方もない情報量を取捨選択した認識技術だけでなく、人間の相互の意図理解をも含んだ情景理解や相互作用が必要になります。これを生み出すとき、そこに使われるAIは「弱い」のか「強い」のか、ロボットのような身体が必要かどうか、それは今はまだ誰にもわかりません。
しかし、真に洗練された人工知能は、それが「人工」だと気づかせないくらいの自然なふるまいでそこに存在することだろうと私たちは考えています。
これはまぎれもなくAIの目指す究極の姿で、そのハードウェアとAIの両方を手掛けてこそ見える未来を私たちは創りたいと考えています。
ビジョン(目標)
Work with Robot
ロボットとともに働く
現在、私たちは、ロボットとともに働く未来を実現することをビジョン(目標)としています。
2020年代を迎えても、少しずつ増えてきたとはいえ、いまだロボットと一緒に暮らしている人はそう多くありません。そこで私たちは、大型機、ワークステーション、パソコン、スマートフォンと変遷しながら身近になるAIの入れ物=情報機器の歴史に習い、Life with Robotの前に実現するマイルストーンとしてWork with Robotをビジョンにしました。
私たちが手掛け始めた協働ロボットは、人々を助け、22世紀に向けたイノベーションの原動力になり得ます。
今まで培ってきた身体知を含めた人工知能(AI)開発を手掛けてきた自社の強みを生かした目標です。
アールティは、AIとロボットテクノロジーを駆使して未来を作る事業に挑戦しています。
バリュー(行動指針)
Make or Die
常に作り出すことを志せ
研究者の世界では「Publish or Perish(出版せよ、さもなくば滅びよ)」と言って、業績を出して生き残りたければ論文を書いて出版※せよ、ということを意味します。これを事業に置き換えれば、サービスやソリューションは、作り出し、世の中に評価され、愛され使い続けられることが必要です。
アールティはまだまだ小さなベンチャー企業です。社員教育に力を入れて最先端技術を学ぶだけでは到底生き残れません。失敗を恐れず挑戦し、技術を駆使し、新しい発想で常に作り出すことで実績を出し、世界に誇れるサービスやソリューションを提供し続ける組織であり続けます。
(※査読されて生き残る論文でないと出版されないため、「出版」がキーワードになっています。)
ロゴにこめた想い
アールティのロゴマークは赤いウサギ
ロゴには私たちのミッションに対する想いがこめられています。
ウサギは洋の東西を問わず、古来より子沢山の象徴です。
「Life with Robot-ロボットのいるくらし-」の実現のために、ロボットを作る人が世界中で増えてほしいという願いがこめられています。
そして、不思議の国のアリスで、アリスを不思議の国へリードするのはウサギの役目です。
ロボットエンジニアを志す人たちをリードできるよう先端技術開発にチャレンジし続ける決意を表しています。
またロボット大国と言われた日本の企業として、国旗をイメージした紅白を採用しています。