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トレーニングトレーサー

基礎学習に最適なライントレース教材 TraningTracer Ver.2

自動車系企業の研修にも採用実績多数のエンジニア教育教材

自動運転、AGV(自動搬送車)に必要なセンシング、走行制御など、多くの技術要素を盛り込んだロボット教材。文系・理系を問わず、モノづくりに関わるすべての人の教育研修に適用可能です。

※こちらはTraningTracerのVer.1の動画です。

走行コースはビニールテープで指定可能。専用の走行コースが不要のため在宅学習に最適!!

教材コンセプト

アールティでは、初学者がオリジナルのロボットをハードウェア、ソフトウェアの両方の知識を持って開発できるようになるまでの学習プロセスを下図のように分析しています。
このような分析に基づいて、ハードウェア教材としては、ハードウェアのベースとなるキット、回路の設計、あるいはメカの設計等へと進むことが技術の理解を進める上で重要です。また、ソフトウェアでも同様に、広範囲に及ぶロボット向けの技術を手順を追って規模を大きくしながら、あるいはツールを使いこなしながら、学ぶことが大切です。学習体験としては多様な試行錯誤が不可欠であるとも考えており、可能な限り容易にそれが行えるように設計しています。
TTV2は、このような教育的視点に基づいて開発されたキットで、最初の一歩となる組立キットです。

主な特徴

はんだ付けの仕方からプログラムの書き込み方、電子回路、走行制御などを丁寧に解説した写真付きの電子マニュアルや、充実したサンプルプログラムが付属。マイコンボードは、世界的にも多く使われているSTマイクロエレクトロニクス社(以下、ST社)のSTM32を搭載したNucleoを採用しています。STM32はロボット分野に限らず幅広く使われており、情報量だけでなく、流通性やプログラム開発環境の充実性等が優れていることから、他分野にも応用できる知識が身に付きます。

エンコーダ付ギアドモータと6軸IMUセンサが標準搭載のため、速度・角速度、位置・姿勢の計測制御が可能。ST社の統合開発環境STM32CubeIDEによるサンプルプログラムも用意しています。このように、幅広い開発体験を提供するために、Arduino、C言語のサンプルをご用意しています。Mathworks社と連携し、MATLABにも対応。

企業の研修やインターンシップでの活用

TTV2の前身であるトレーニングトレーサーは、複数の企業で社内の技術研修やインターンシップでも活用されています。キットを使用することでハードウェアが全員同じになることから、受講者の課題に対する取り組み方や、ソフトウェアの技術やアイデアに対する評価が可能になるためです。また、技術者だけでなく、マネジメント層にもハードウェア開発に関するプロジェクトマネジメントの研修として取り入れている企業もあります。(インターンシップでの活用方法のご相談や、社内研修の講師派遣も承っておりますので、研修メニューについてはご相談ください。)

写真と丁寧な解説付きの電子マニュアル
基礎知識編、ハードウェア製作編、環境構築編、ソフトウェア解説編を用意
初心者でも簡単組立
初心者でも短時間で組み立てられる、部品点数を抑えた構成
磁気式エンコーダ搭載
2つの小型エンコーダにより車体の速度制御などが可能
9軸IMU搭載
3軸ジャイロと3軸加速度センサ、3軸地磁気センサにより姿勢計測が可能
サンプルプログラム教材
プログラミングの基礎から各ステップを用意し、競技参加可能なところまで提供
オープンソース・オープンハード
回路図や部品表を公開 改造・拡張やオリジナル製作も可能
様々な教育研修に適用
プロのエンジニアを目指す学生の教育学習や、企業の研修・リカレント教育に
ロボトレース協議
公式大会にも参加可能!

TTV2は、公益財団法人ニューテクノロジー振興財団が開催するマイクロマウス大会のロボトレース競技ルールに準拠しており、各地で開催される大会で、他の開発者とも交流、開発フローを体感可能です。

この競技は海外でも行われています。

大会に参加することで、参加者は、完走やスピードアップという課題に対し、要素抽出・工程表の作成(Plan)から、課題解決(Do)、動作確認(Check)、改善(Act)までの開発フローと、競技会参加(納期)のためにどこで技術を抑えるか、伸ばすかなどの判断等も行うため、プロジェクトマネジメント研修の教材としてもご活用いただいています。その面では、トレーニングトレーサーは初学者が大会参加までを行う想定をした構成となっております。(トレーニングトレーサーは、ロボトレース競技で5回の優勝経験を持つ平井選手が監修)

※ロボトレース競技とは、黒い床に引かれた白いライン (一周60m以下)の周回コースを出来るだけ早く走る(トレースする)競技です。
ロボットは最初の走行でコーナーに設置されたマーカーを利用して直線の長さやカーブを記憶し、次の周回では直線をできるだけ早く駆け抜け、カーブの手前では減速する、というスピードコントロールが競技の醍醐味です。

仕様

トレーニングトレーサー
製品名

TraningTracer Ver.2(トレーニングトレーサー バージョン ツー)

型番

RT-TRACER-V2

マイコンボード

NUCLEO-F303K8 *アールティカスタム品

モータ

CHF-GM12-N20VA DC6Vギヤヘッドのギヤ比 約19:1(参考値)
フォトリフレクタ(LBR-127HLD)

センサ

9軸IMU(BMX055)
磁気式エンコーダ:モータ軸7ppr(応答周波数 100 KHz)、ギア後の出力軸135.5ppr

インターフェース

LED x1、プッシュスイッチ x 2、ブザー x1

ホイール

FDM出力ABS

タイヤ

LMハイグリップタイヤ MZT301-30

サイズ

115x130x45mm(縦×横×高さ

バッテリ

単4乾電池1.5V x 4本(供給可能電圧3.7~10V)
※単4充電池使用可

重量

140g(電源含む)

開発環境

Windows、macOS、Linux

通信方法

USB2.0(microUSB)

価格

45,100円(税込)

セット内容

・本体組立部品一式
・単4乾電池4本
・USB A-microBケーブル
・ダウンロードカード

※改良その他の事情により、仕様および価格は予告なく変更になる場合がございます。

マニュアル・サンプルプログラムなど

解説マニュアルの見本(PDF)や購入者限定コンテンツ、サンプルプログラムや回路図のダウンロードはこちらから

 

※本サイトで記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ロボトレース、マイクロマウス大会は公益財団法人ニューテクノロジー振興財団の登録商標です。

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