協働ロボット×組合せはかりの自動計量供給システムをアールティと大和製衡が共同開発

~計量作業に革新的な省人化を実現、JAPAN PACK 2022にてデモ機を初展示~
この度アールティ(東京都千代田区、代表取締役 中川友紀子、以下アールティ)は、稼働時に人手を必要とする、卓上組合せはかりを使った計量作業を自動化するため、1920年創業のはかりメーカー 大和製衡株式会社(兵庫県明石市、代表取締役社長 川西勝三、以下大和製衡)と共に、人型協働ロボット「Foodly」と自動排出機構付卓上組合せはかり「TSD-N3™」を連携させた自動計量供給システムを開発しました。
2022年2月15日(火)から18日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「JAPAN PACK 2022(日本包装産業展)」の大和製衡ブースにて、デモ機を初展示します。
開発の背景
汎用品から産業用まで幅広く展開する計量機メーカーである大和製衡は、食品の定量詰め作業などに向けた製品として、自動排出機構(ベルトコンベア)付の卓上組合せはかり「TSD-N3(読み:ティーエスディー・ニュースリー)」を開発、販売しています。
円形タイプなどの全自動の組合せはかりに比べて省スペースで多様な食材や組み合わせに対応できるメリットがある一方で、食材の投入は人の手で行う必要があります。
食品工場で人手不足解消や単純労働の省人化が求められる中、卓上組合せはかりのメリットはそのままに投入作業の自動化を可能にするため、サービスロボットからのアプローチで食品工場のロボット導入・自動化に取り組むアールティと大和製衡がタッグを組み、人ひとり分のスペースで稼働し既存の機械との連携実績(※1)もある人型協働ロボット「Foodly(読み:フードリー)」を用いて、自動計量供給システムの開発プロジェクトを共同で開始しました。
※1 2021/3/22 アールティリリース
自動計量供給システム TSD-N3×Foodly概要
TSD-N3への食材投入作業をFoodlyが人の代わりに行い、食材の組合せ計量作業を自動化するシステムです。
Foodlyは本システム専用に開発した「Foodly TSD-N3モデル」を使用します。
TSD-N3については既存の本体に簡易なカスタマイズを施すことで本システムに対応できるため、既にTSD-N3を導入している現場にFoodlyのみを導入して自動化することも可能です。
TSD-N3とFoodlyはどちらもキャスターで簡単に移動させることができ、システム全体も省スペースです。導入にあたり足場や照明などの大がかりな工事も必要ありません。
ユーザビリティを考慮しコンセプトが合致する2製品が連携することにより、よりユーザ目線に寄り添った実用的なコラボレーションが実現しました。
対応している食材など、システムの詳細はJAPAN PACK 2022会期中、大和製衡ブース(ブース番号:W2-B01)にて公開予定です。
デモ機によるデモンストレーション展示も行います。取材、お問い合わせ先については別紙資料をご覧ください。
※本リリースに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。
JAPAN PACK 2022について
<開催概要>
日付:2022年2月15日(火)~18日(金)
時間:10:00~17:00
場所:東京ビッグサイト西展示棟・南展示棟
大和製衡ブース番号:W2-B01(西展示棟)
展示会公式サイト:https://www.japanpack.jp/
※入場は完全登録制です。ご来場の際は公式サイトより事前登録が必要となります。
※新型コロナウイルス感染対策のため、ご取材の際はアールティまで事前にご連絡いただき、時間帯予約のご協力をお願いいたします。