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お知らせ

シリーズCラウンドにおいて資金調達を実施しました

アールティの事業詳細

アールティは、製造業やサービス業を取り巻く多くの企業が直面する、人材活用や生産性の低い作業の自動化、省人化、省力化の課題解決をするため、また、新たな産業の創出へ向けたAI・ロボティクス技術の向上を行い企業や教育機関などに提供するため、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合した各種AI・ロボティクス技術、ロボットの開発、教育、サポートなどを行っています。

1.現場の自動化・省力化のための開発、開発支援

主に食品工場などの製造業向けに、既存設備を活かしながら行うことができるスマートファクトリー化、自動化、省人化、省力化の提案を行っています。
また装置メーカー向けに、AIを含むソフトウェアやハードウェアの共同開発なども多く手掛けています。
特に近年注目されているロボット用のソフトウェアプラットフォーム「ROS」に関しては、創業より教育事業で培ってきたノウハウを用いて自社の教育研究向けロボットに採用していることもあり、他社ロボットメーカーのROSオフィシャルサポーター(※1)になるほどの技術力を持って、開発、サポート、コンサルティングを行っています。
※1 参考:2019/11/07 アールティ リリース

【プロダクト事例】

①人型協働ロボット「Foodly」(読み:フードリー)

不定形な惣菜を認識してピッキングができるFoodlyは、食品工場の環境や扱う食材の特性を理解して開発したサービスロボットです。
製造ラインで食材を容器に盛り付け、あるいは投入する用途で、実際に弁当やパウチ入り惣菜の製造現場に導入されています(※2)。
※2 参考:2022/03/29 アールティ リリース

②人協働ロボットCOBOTTA® PROを使った「冷凍フライ投入システム」

食品工場において人手で行われている、冷凍フライの投入作業(ピッキングからフライヤー投入まで)を自動化するシステムです。
番重(食品用コンテナ)にばら積みされた冷凍フライをカメラでひとつずつ認識してアームロボットがコンベア上へピック&プレースします。
コンベアはシステムと連携しており、ピッキング状況を把握しながら自動フライヤーに投入します。これにより、熱中症ややけどなどの労働災害の多い現場の危険作業を代替します。
アームロボット本体はデンソーウェーブ社の人協働ロボット「COBOTTA PRO」(読み:コボッタ プロ)を使用し、アールティがばら積み食材取り出しのビジョンシステム、ロボットの軌道生成プログラム、ロボットのハンド部分、投入用コンベアの一連のラインを開発しています。

株式会社デンソーウェーブ公式YouTubeチャンネルより

 

2.新技術を導入したい現場エンジニア・管理の人材育成

AI技術の普及が進み、AIがサポートする場面も増えている製造現場においては、エンジニアはもとより、現場を管理する非エンジニアの管理職にもITリテラシー、AI、DXに関する知識がビジネススキルとして求められています。
昨今のスマートファクトリー化における技術革新やDXは、通信やデータ化などのIT技術のみならず、ロボットの導入、建物との連携など幅広い技術に広がっており、管理職や経営者がそれらを社内共通の知識として得ることは、進歩し続ける技術を積極的に導入し、流動性の高い様々な技術の中から、従業員に適切な教育・研修を受けさせるために重要であるとアールティは考えています。
アールティでは、高等専門学校、大学、企業などを対象とした高度人材育成を目的として、教育研究向けの多くのロボット教材(ハードウェアやオープンソースのソフトウェアなど)、さらにそれらを扱うための知識やノウハウを共有するセミナーやE-learningなど教育プログラムを取り揃えています。
企業向けには、各企業の持つ技術や受講者の属性に合わせて個別のカスタムセミナーを実施するほか、開発体験、開発サポート、共同開発を通じた現場のリスキリング、インターンシップ向けの教材の開発なども行っています。
2025年には大学入試でプログラミングが実施されるなど、スキル格差が懸念される将来の人材獲得に向け、エンジニア・非エンジニア問わず既存社員向けへの教育を行いたいという要望にお応えしています。

【プロダクト事例】

①ROSセミナー

自社開発の教育研究向け移動型ロボット「Raspberry Pi Mouse」(読み:ラズベリーパイマウス)や「Jetson Nano Mouse」(読み:ジェットソンナノマウス)、デンソーウェーブ社の人協働ロボット「COBOTTA®」(読み:コボッタ)を教材に、ロボット用のソフトウェアプラットフォーム「ROS」を用いた開発の基礎、環境構築などを提供し、受講者がハンズオンで実際にロボットを操作しながら学べるセミナーを開催しています。

COBOTTAセミナー -ROS MoveItで動かすCOBOTTA-


ROSロボット入門講座-AI関連ソフト×Jetson Nano Mouse-


ハンズオンセミナー(オンライン)受講イメージ

②E-learning教材

自社開発の教育研究向け移動型ロボット「Raspberry Pi Mouse」を題材に、セットアップの方法から開発環境の構築、ROSを使った開発例の体験などを、受講者の手元で実機を用いながら受講できるE-learning教材を提供しています。
ロボット開発を初めて間もない、情報収集の仕方に迷ってしまう初心者や、研修生を一度に会場へ集めての受講をしたいがコロナ禍やスケジュールの都合で難しい企業、学生への基礎技術指導を一定レベルで継続的に行いたい高等専門学校、大学などを対象としています。


プロロボ道E-learning ラズパイマウス講習動画

 

 

株式会社アールティ 会社概要

「Life with Robot-ロボットのいるくらし-」の実現を目指して、最先端のAI&Roboticsにおける技術開発に挑戦し、AI・サービスロボット分野での高度人材育成から、教育・サービスロボットの自社開発、受託開発まで幅広い事業展開をしています。
近年はサービスロボットの教育や受託開発で培った技術やノウハウを活かし、食品工場で人手不足を解消するための協働ロボットや、工場向けのAIビジョンシステム、製造ラインなどの開発にも力を入れています。

会社名:株式会社アールティ
代表者:代表取締役 中川友紀子
設立日:2005年9月
事業内容:ロボット及び人工知能に関する教育事業、自社開発事業、受託開発事業など
URL:https://rt-net.jp/

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株式会社商工組合中央金庫
Future Food Fund 1号投資事業有限責任組合
未来創造キャピタル株式会社(みずほリースCVC)

以上

※本ページに記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

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