<2018年発表>人型協働ロボットFoodlyプロトタイプ
⼈と⼀緒に弁当のおかずを盛り付ける、協働ロボット プロトタイプ誕生
人の隣で人と同じようにおかずを盛り付けるロボットが人手不足時代の救世主に
アールティは、ロボットによる⾃動化が難しいとされる弁当のおかずの盛り付け作業を、⼈と隣り合わせでも安全に⾏うことができる協働ロボットのプロトタイプを開発しました。
このロボットは弁当⼯場におけるベルトコンベアのラインで作業できる⼈型双腕ロボットで、⼩柄な成⼈⼥性のサイズを参考にした身長約150cmの協働ロボットです。
⼤学・研究機関向けに開発、販売している上半⾝⼈型サービスロボット「Sciurus17(シューラスセブンティーン)」をベースとしており、ばら積みされた不定形な弁当のおかずを頭部のカメラで識別し、アーム・ハンド部がその⼀つを取り出してお弁当箱に盛り付ける機能を有しています(特許出願中)。
実証実験先を募集中FOOMA2019でFoodlyを出展してから約1年、当社は同製品の開発を続けて参りました。アールティでは食品工場の実証実験先を募集しています。 |
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業界初!不定形物のばら積み取り出し機能アールティが開発した協働ロボットは、ディープラーニングにより食材を見分ける「目」を装備しています。番重(食品コンテナ)に山積みとなった食材が小さな個体の集合体であることを認識し、食材の山からそのひとつを取り出して弁当へ盛り付けます。しかも、から揚げのように一つひとつの形が異なる不揃いの個体でも認識することが可能です。 |
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安全に、安⼼して仕事ができる当社の協働ロボットは、一緒に働く人に恐怖や危険を与えないよう人の動きに合わせた適度な作業速度を有しています。加えて人とぶつかっても衝撃を少なくするため、各モーター部にトルクと位置のハイブリッド制御を取り入れています。さらに腕部の可動域に人の指や手が挟まりにくい設計を施すなど、人に優しい対策を数多く取り入れています。 |
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⼈の隣でも違和感のないデザイン人と隣同士で仕事をすることを前提に開発しています。身長約150cm、肩幅約40cmと、小柄な成人女性のサイズを参考に設計し、弁当盛り付けラインに人と隣り合わせで並んでも圧迫感のないコンパクトなデザインを採用しました。 |
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簡単に配置&移動可能な設計昨今、顧客のニーズに合わせて多品種少量⽣産による多彩なメニューの弁当が作られています。弁当⼯場では同じラインで1時間に3、4種類を作らなければならず、その度におかずの種類や盛り付ける順番、盛り付け位置などを変える必要があります。このような現場の実情を踏まえ、ロボットを簡単に移動させることが出来るよう下部にキャスターを採用しています。また、動力はAC100V電源に加え、長時間の作業が可能な充電式のバッテリーを装備することも可能です。そのため、⼤掛かりな設置環境整備や電源工事は不要です。 |
マンガでわかる Foodly入門(画像をクリックするとPDFでご覧いただけます)
Q & A
Q:ロボットFoodlyはどこの国の、どのメーカーのものですか?
A:ロボットもソフトも国産です。すべてアールティで自社設計、自社開発、自社で組み立てしております。自社開発ですので、カスタマイズもお受けしております。
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