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教育事業

Road to AI & Robotics

教育事業

教材として選ばれるプラットフォームロボット

アールティのプラットフォームロボット

アールティのプラットフォームロボットは、サービスロボットの教育や研究、企業の研修、プロトタイピングに、業界で広く活用されています。
例えばRaspberry Pi Mouseは累計800台以上販売し、教科書は日本語、英語、中国語(繁体字)の3言語に翻訳されています。
また、ROSのミートアップではアールティの認知率は実に85%以上(当社調べ)です。

ロボット教材として選ばれる理由

アールティのプラットフォームロボットがお客様から選ばれる理由は、社内のエンジニア教育のために作ったコースに改良を重ね、使いやすくした内容だからです。

アールティのエンジニア向け社内研修は、知る人ぞ知る充実した内容です。
イノベーションを起こす人材を育成するために重要なのは、実践を踏まえて基礎技術を習熟してもらうこと。
研究者をお招きしてゼミを開講したり、ロボットを一通り作り上げることで、基礎的でかつ実践的な内容が盛り沢山です。

3つのこだわり

アールティのプラットフォームロボットには3つのこだわりがあります。

1.実践で使えるロボット

現場ですぐに使えるロボットにするには、教科書通りに動くことも大切です。
電子回路をはじめ、理論や計算通りに動かせるロボットを作り上げることは意外と難しいもの。
ここをきちんと踏まえた設計にしています。

2.基礎技術の習得を重視

ロボットのソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、それぞれに基礎技術を習得してもらう工夫がマニュアルやロボットの設計随所に入れています。
教科書はその理論が基礎から分かるように式展開を行い、プログラムの教科書にありがちな「おまじない」を極力排除しています。

3.オープンソース

せっかく勉強しても、権利の関係で研究やプロトタイピングに生かせないのでは時間がもったいないと思いませんか?
アールティではオープンソースにすることで技術の習得だけでなく、開発の第一歩をここで踏み出せるようにしています。
研究用にすべてのソースコード(※)、パラメータを公開することで、皆さまの研究開発スピードを後押ししています。
(※一部公開していない内容もございます。また独自のライセンスで公開しているソフトウェアもあります。)

まとめると、アールティのプラットフォームロボットと教材は、プロのエンジニアの育成に最適です
これが私たちが自信をもってお勧めする理由です。

 

プロトタイピングにもぴったり

アールティの受託開発では、大学の研究室や企業の先端技術関連部署の試作をすることが多く、見たことも聞いたこともないようなシステムを作ることがあります。
これに対応するための応用力をもったエンジニアを育成するには、基礎をきちんと踏まえた上でプロトタイピング能力を身に着けてもらうことが重要です。

プロトタイピングに必要なのは、理論の実証性や仮説の検証、また実機開発にあたっての改良点の洗い出し等が挙げられます。
気軽にプロトタイピングするには価格も重要です。アールティのロボットは、これらを優先する代わりに見た目の仕上げ、耐久性等を重視していません。

例えば、マイクロマウスキットPi:Co Classic3は、キットと教科書を使えば、基礎技術が身に付きます。
実践で学びながら自分でオリジナル機体をファームから作れることを目指しています。実際に、企業でも基礎研修として採用されています。
(有料講習会も開催しておりますのでご相談ください

さらに、上半身ロボットSciurus17(シューラスセブンティーン)は、アールティが開発している食品向けのピッキングロボットFoodlyのプロトタイピング用に作ったロボットです。
実際に開発している実用品はSciurus17で得られた知見を元にさらに改良されたロボットです。

コンセプトでも紹介した通り、実践で使える為に汎用性のあるプロトタイピングロボットを作る必要がありました。
車輪型からマニピュレータ、人型ロボットまで、アールティの幅広い経験とノウハウがこれらのプラットフォームロボットの開発に詰め込まれています。

是非皆さんの研究や開発のお供として、アールティのプラットフォームロボットをご利用ください。

 

RT News 2019Summerでご紹介したプラットフォームロボット

Raspberry Pi MouseとRaspberry Pi Cat

小型コンピュータボードRaspberry Piを使用した車輪型ロボットシリーズ。
小型のRaspberry Pi Mouseは卓上で手軽に車輪型ロボットを動かしたい方にお勧めです。
また、中型のRaspberry Pi Catは、「Mouseでは若干小さいのでパソコンや各種デバイスを載せて実験したい」というニーズにお応えした車体です。
どちらもOSはLinux(RaspbianとUbuntu)で、対応したデバイスドライバを提供しています(GitHub参照 Software / Hardware)。
CatはMouseの上位互換になるように、Mouseで作ったソフトウェアをサイズだけアップしてそのままCatで動かせます。
この仕組みにすることで、Raspberry Pi Mouse、あるいはRaspberry Pi Catは、ロボットをコンピュータのプラグアンドプレイ機器としてご利用頂けます。
(写真は屋外でのRaspberry Pi Cat)

Raspberry Pi Cat屋外にて ※現在は販売をしていません

CRANEシリーズ

マニピュレータ(ロボットアーム)を学ぶために作成したロボットアームCRANE(クライン/クレーン)シリーズ。小型のCRANE+V2は、4軸で軽く、20g程度の可搬重量です。
卓上で手軽にマニピュレータの基礎を学びたい方にお勧めです。
また、中型のCRANE-X7は、可搬重量500g、7軸構造のロボットアームで、本格派を目指したい学習者に最適です。
いずれもROSで学べます。
軸数とモータの種類が違うので、CRANE+V2とCRANE-X7は互換性がありませんが、リンクや逆運動学の考え方は同じ垂直多関節型です。
どちらもコンセプトは、USB接続でPCとつなげられてプラグアンドプレイ方式で動かせること。
一般的な産業用ロボットと異なり、手軽に卓上で学べることを目指しています。
特に、CRANE-X7は2019年に大阪大学細田耕教授執筆の教科書『実践ロボット制御 基礎から動力学まで』が出版されていますので学び始めるのに適しています。
動力学の勉強用にぜひどうぞ。
画像はCRANE-X7のRVizの様子です。

CRANE-X7 rviz